
ハイブリッド造形部品をめざして。
弊社では、FRP素材専用の3Dプリンターをいち早く導入し、ノウハウを蓄積しています。3D造形したFRP部品に追加工を施した高精度部品を小型人工衛星キューブサットなど軽量化が求められる宇宙航空産業部品として展開しています。既に多くの企業様より試作の依頼をいただいております。弊社がめざす先は、プリンターの可能性を徹底追求し、プリント造形を基軸に高精度複合ユニットの応用加工部品などの次世代型ものづくり体制を構築することです。
3Dプリント技術の基礎データを収集
FRPの3Dプリント技術と精密切削技術を通して多様な構造体を造形し、JAXAと引張り試験や圧縮試験、曲げ試験に取り組んでいます。国内外で広く求められているFRP部品の物質データや強度データなどの基礎データを収集して着実にノウハウを蓄積しています。
国内研究機関と二人三脚で、FRP部品の初期構造設計に取り組んでいます。新たな部品を生み出すことで技術革新を推し進めたいと考えています。
将来的には、FRP素材の3Dプリント構造を骨組みとした他技術との融合(金属加工・板金・表面処理)を行い、ユニット製品として、付加価値のある製品を生み出していきます。
山口県航空宇宙クラスターの一員としてやまぐち産業振興財団主催の様々な展示会に参加し、技術をPRしています。その成果もあり、大手企業様より引き合いをいただいております。これからの成長産業である宇宙産業の担い手となり、山口県に経済的波及効果を生み出していきます。
参画プロジェクト
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納入実績
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伸和精工では、航空宇宙産業向けの品質規格であるAS9100Dを取得しています。
※AS9100D(JIS Q 9100)は、米国・英国・日本など8カ国のワーキンググループによって開発された航空宇宙業界のサプライチェーンにおける製品品質を確保するためのマネジメントシステム規格です。