航空宇宙事業

航空宇宙事業画像
伸和精工は2015年にやまぐち産業振興財団が事務局を運営する「山口県航空宇宙クラスター」に参画し、航空宇宙産業参入に向けて体制を整備してきました。2018年には航空宇宙産業向けの品質マネジメントシステム規格であるAS9100を取得、2023年には弊社が製造を担当した人工衛星部品が宇宙実証に成功するなど、事業の確立をめざして着実に歩みを進めています。

人工衛星部品製作事例

山口県報道発表より
山口県及び(公財)やまぐち産業振興財団では、やまぐち産業イノベーション促進補助金〔航空機・宇宙産業分野(航空機・宇宙機器産業分野)〕により、航空機・宇宙産業分野に取り組む研究開発を支援し、県内での事業化の促進を図っているところです。
この度、当補助金を活用して、平成31年度から令和3年度に事業を実施した「アディティブ技術の活用による小型衛星部品の研究開発」(代表企業:株式会社伸和精工)により開発された部品を搭載する、本補助金の共同事業者である株式会社Pale Blue製「水エンジン」が、宇宙での噴射に成功しました。

1.事業名称

アディティブ技術の活用による小型衛星部品の研究開発

2.事業者

代表企業:株式会社伸和精工(本社:山口県宇部市 代表取締役:柳井 宏之)
共同事業者:株式会社アクシス(本社:山口県下関市 代表取締役:古田 陽介)
株式会社Pale Blue(本社:千葉県柏市 代表取締役:浅川 純)

3.事業概要

山口県航空宇宙クラスター企業である株式会社伸和精工、株式会社アクシスはアディティブ技術(※)を活用した水エンジン搭載型小型衛星の部品の研究開発により、事業化を目指し取り組んでいます。
2023年1月に打ち上げられた超小型人工衛星には、株式会社Pale Blueの水エンジンを搭載しており、当該水エンジン部品に株式会社伸和精工、株式会社アクシスの部品が使用されています。3月に同衛星が軌道上で水エンジンの噴射に成功したと発表されました。
※アディティブ技術:3Dプリンターによる積層造形技術

代表写真
株式会社Pale Blue
株式会社Pale Blue
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4.搭載部品

  • 株式会社伸和精工:流体部品及びエンジン外部パネル
  • 株式会社アクシス:エンジン外部カバー
水エンジン製品画像
水エンジン製品画像
(※実際に打ち上げられた製品とは異なります)

5.山口県航空宇宙クラスターについて

平成27年9月、航空機・宇宙機器産業への参入に意欲のある県内の中小企業によって事業開始。機械加工、板金、熱処理を得意とした高品質なものづくりを行う企業グループ。

(事務局:公益財団法人やまぐち産業振興財団)
山口県航空宇宙クラスター企業一覧 https://yamaguchi-aerospace-cluster.jp <外部リンク>

山口県航空宇宙クラスター
山口県航空宇宙クラスターは、2015年9月に結成された航空宇宙産業への参入を目指す山口県内の中小企業のグループです。機械加工、板金、溶接、3Dプリント造形など、各社の技術を持ち寄って連携しながら、航空宇宙産業への取り組みを続けています。

AS9100D
伸和精工は、お客様からの高い品質要求事項を満たすため、 2018年に航空宇宙産業向け品質管理システムであるAS9100Dを取得し、従業員の品質管理・維持運営能力の質の向上を図っております。